最近の研究状況を見ていただくために、学会誌の「特集」テーマ、大会における「特別講演」や「特別セッション」のタイトル、行動計量シンポジウムのテーマなどを示します。これらの著者や発表者には、大学だけでなく企業に所属する方々が多いのも特徴です。
和文誌『行動計量学』
- 行動計量学的アプローチによる栄養教育
- 郵送調査法―新たな時代の主力手法となりえるか―
- 少子高齢化時代のソーシャル・キャピタル
- 世論調査方法の再検証~「総合調査学」へ向けて~
- 東アジア価値観国際比較調査
- 地理学における多次元尺度構成法の応用
- 日本語観国際センサス
- 討論: 共分散構造分析
- EBM (Evidence Based Medicine)
- POSデータの解析
欧文誌 “Behaviormetrika”
- Multivariate Analysis of Investigative Psychology in Britain and Japan
- Recent Developments in Latent Variables Modeling
- Cultural Link Analysis of Japanese Americans
チュートリアルセミナー
- 構造方程式モデルによる因果推論:因果構造探索に関する最近の発展
- シンボリックデータ解析
- 学習評価の新潮流
- リコメンデーションの理論と実際
- Rによるデータ処理
- Web Mining and e-Intelligence
特別講演
- 政治文化と民主主義
- The Future of Mixed-Mode Surveys
- QOL研究の成果と課題―QOL研究会の歩みから―
- 空間データマイニング~統合化地理情報システムからの知識発掘~
シンポジウム
- 世論調査の効用と限界
- 災害報道と行動計量学
- 因果は本当に証明できるのか?
- 日本語教育とテスティング
特別セッション
- CSマーケティング
- 非対称データの解析
- Web上でのユーザモデリング
- 犯罪現象の行動計量 好みの計量
- 徹底討論:主成分分析versus因子分析
- 行動計量学における統計ソフトの役割
「医療・看護・福祉」「教育」「心理」等の一般セッション
- 項目反応理論の基礎と応用
- 調査の実践上の課題
- 渋滞学の新展開
- 21世紀における行動計量学を展望する
- 社会調査と社会調査士
- 世論調査のゆくえ
- 「評価グリッド法」その理論と測定・分析法の現状と進化
- マーケティングと行動計量
- 実践的ベイジアンアプローチ
- 因果をめぐる統計的アプローチ
D. 春の合宿セミナーのテーマ <セミナーのページ>
1998年より、毎年3月に開催、合宿形式でさまざまな行動計量学的手法を学びます。最新の計量的手法やその応用に関わる第一線の講師陣による講義を聞くと共に、セミナー形式での質疑応答も活発に行われ、好評を博しています。
- East Asian Social Surveyからみた国際比較調査の困難と課題
- マーケティングにおけるベイジアンモデリングの実際
研究活動の活性化をはかるため、研究部会を設け、活動経費の助成を行っています。研究部会には、一定地域での研究推進活動や研究普及活動を主な目的とする「地域部会」、および、オリジナリティーに富んだ研究成果を挙げることを目的とする「研究グループ」があります。 2013年度には、次の部会が活動しています。
地域部会
研究グループ
F. 本学会の企画により刊行された書籍
シリーズ〈行動計量の科学〉
- (朝倉書店刊,全10巻,2009-2010)
柳井晴夫・岡太彬訓・繁桝算男・吉野諒三・森本栄一編
-
- 「行動計量学への招待」 柳井晴夫・飽戸 弘・杉山明子他
- 「マーケティングのデータ分析」 岡太彬訓・守口 剛
- 「医療サービスの計量分析」 久保武士・清木 康
- 「学力評価理論の新潮流」 植野真臣・荘島宏二郎・繁桝算男
- 「国際比較データの解析」 吉野諒三・林 文・山岡和枝
- 「意思決定の処方」 竹村和久・藤井 聡
- 「因子分析」 市川雅教
- 「項目反応理論」 村木英治
- 「非計量多変量データ分析」 足立浩平・村上 隆
- 「統一的カテゴリカルデータ解析」 星野崇宏
行動計量学シリーズ
- (朝倉書店刊,全13巻)
-
- 「行動計量学序説」 林 知己夫(1993年11月)
- 「数量化のグラフィックス」 穐山貞登(1993年11月)
- 「健康の計量学」 山本俊一(1993年11月)
- 「医療と社会の計量学」 山岡和枝・小林廉毅(1994年5月)
- 「リーダーシップの行動科学」 三隅二不二(1994年9月)
- 「真贋の科学」 村上征勝(1994年9月)
- 「現代テスト理論」 池田 央(1994年10月)
- 「多変量データ解析法」 柳井晴夫(1994年12月)
- 「制約付き主成分分析法」 高根芳雄(1995年2月)
- 「言語の科学」 安本美典(1995年4月)
- 「意思決定の認知統計学」 繁桝算男(1995年11月)
- 「パターン認識」 大津展之・関田巌・栗田多喜夫(1996年7月)
- 「寿命の数理」 古川俊之(1996年7月)