日本行動計量学会では、研究活動の活性化をはかるために研究部会を設け、活動経費の助成を行っています。
令和5年度より研究部会活動を活発化させるため活動経費を倍増し、1部会10万円を上限に(優れた研究計画を若干数)助成するようになっています。
また、地域部会、研究グループという区分をやめ、負担となる活動義務を軽減するなど、より応募しやすいよう規約の改正が行われています。
現在活動中の研究部会
BDA (Bayesian Data Analysis) 研究会
- 代表者: 繁桝算男(東京大名誉教授)
- 活動期間: 2024-
- 活動内容: ベイズに関する理論について議論し、その進展を目指す。同時に、いくつかの具体的テーマについて、そのための方法を明確にし、実行するプログラムを開発することを目標とする。この目標に関する発表は、ベイズ統計理論に関する場合や具体的研究の計画や進捗状況に関する場合など多様である。発表、および、そのあとの議論は、対面による場合とズームによる場合がある。
- 会員: 現在のところ、松原望(東京大学名誉教授)岸野洋久(中央大学) 大森裕浩(東京大学) 大森拓哉(杏林大学) 植野真臣(電気通信大学)星野崇宏(慶應義塾大学)岡田謙介(東京大学)などの研究者、および、約10名の大学院生などで構成されているが、ズームによる配信も(対面の場合を含めて)予定しているので、入会を希望する場合は、bdaken.2023@gmail.comに連絡していただきたい。
多様な非対称データ解析のための多面的研究と応用
- 代表者: 中山厚穂(東京都立大)
- 活動期間: 2023-
- 活動内容: 行動計量学が扱う分野において2者間の関係を扱う場合がある。その関係の程度を示すデータが非対称データとして収集される場面が多くなっており、データの有する特性に合わせた対称データや非対称データを分析するための多くの手法が提案されておりより一層の研究が望まれている。そして、様々な研究分野や領域で得られた非対称データを分析する際には、得られた知見がいかにその研究分野や領域において適用可能であるかが重要となる。そこで、本研究部会では、行動計量学という枠組みから非対称データ解析のための多面的研究と応用に関して、
- 各分野の非対称データの特性の整理
- 各分野でのデータを生成せしめている背景の整理
- 複合的な要因の関係を明らかにするために、非対称データのみではなく他のデータソースを組み合わせて分析を行うなど各分野での応用場面を想定した研究
- 応用場面の非対称データ分析の分析例の収集
研究部会の募集
研究部会の募集は毎年12月号の会報に掲載します。なお、採否の審査結果は、翌年4月初旬にお知らせする予定です。
提出書類
応募締切
1月31日 必着
送付先(問合せ先)
日本行動計量学会運営員会 委員長 小杉 考司
bms_events(atmark)kosugitti.net (メールを送る際には,(atmark) を@としてください)
なお、研究部会に関する規約は、こちらをご参照ください: 日本行動計量学会研究部会規約(PDF)
これまでの研究部会
過去の研究部会も含めた一覧をご覧頂けます。
研究部会規約
日本行動計量学会研究部会規約(PDF)