学会賞

2023.03.15更新

学会賞について(「申し合わせ」より抜粋)

1) 学会賞の内容について

本学会は,功績賞・優秀賞・奨励賞,出版賞の四つの賞を設定し,功績賞・優秀賞は1986年より,奨励賞は1999年より,出版賞は2011年より授賞を開始する。

  1. (1) 日本行動計量学会“功績賞”
    優れた業績によって,行動計量学の発展に著しく寄与したものを対象とする。原則として,毎年1名とする。受賞者は,総会において表彰され,1名につき10万円の副賞が授与される。 なお,“功績賞”の正式名称を“林知己夫賞(功績賞)”とする。
  2. (2) 日本行動計量学会“優秀賞”
    行動計量学に関する,単数または複数の優れた研究業績を発表した個人または集団を対象とする。毎年1~2件に原則として授賞する。受賞者は,総会において表彰され,1件につき5万円の副賞が授与される。 なお,“優秀賞”の正式名称を“林知己夫賞(優秀賞)”とする。
  3. (3) 日本行動計量学会“奨励賞”
    若手の研究者で,日本行動計量学会発行の学術雑誌(「行動計量学」および「Behaviormetrika」),または毎年行われる日本行動計量学会大会において,今後に期待される意欲的な研究業績を発表した個人を対象とする。毎年,原則として1名に授賞する。受賞者は,総会において表彰され,1名につき3万円の副賞が授与される。 なお,“奨励賞”の正式名称を“肥田野直・水野欽司賞(奨励賞)”とする。
  4. (4) 日本行動計量学会“出版賞”
    過去3年程度に刊行された行動計量学に関する優れた図書の著者・訳者(原則として3人以内)を対象とする。毎年,原則として1件に授賞する。受賞者は,総会において表彰され,1件につき5万円の副賞が授与される。 なお,“出版賞”の正式名称を “杉山明子賞(出版賞)”とする。

2) 受賞者の基礎資格について

  1. (1) 個人受賞の場合は,賛助会員を除く会員(準会員,正会員,名誉会員)に限られる。
  2. (2) 集団受賞の場合は,その半数以上が会員でなければならない。
  3. (3) 授賞に当たっては,本人の承諾を必要とする。
  4. (4) “功績賞”・“奨励賞”は一人一回に限る。

日本行動計量学会賞受賞者

林知己夫賞(功績賞・優秀賞)

年度 林知己夫賞(功績賞) 林知己夫賞(優秀賞)
第39回 2024年度 猪口 孝(中央大学) 山下 直人(関西大学)
第38回 2023年度 植野 真臣(電気通信大学) 宇都 雅輝(電気通信大学)
山口 一大(筑波大学)
第37回 2022年度 竹村 和久(早稲田大学) 山本 倫生(大阪大学)
第36回 2021年度 今泉 忠(多摩大学) 宮崎 慧(関西大学)
第35回 2020年度 山岡 和枝(帝京大学) 尾碕 幸謙(筑波大学)
第34回 2019年度 前川眞一(大学入試センター) 鈴木 讓(大阪大学)
藤田泰昌(長崎大学)
第33回 2018年度 林文(東洋英和女学院大学) 小杉考司(専修大学)
第32回 2017年度 岩崎学(成蹊大学・横浜市立大学) 宇佐美慧(東京大学)
第31回 2016年度 足立浩平(大阪大学) 清水昌平(滋賀大学)
第30回 2015年度 小笠原春彦(小樽商科大学) 下川敏雄(和歌山県立医科大学)
第29回 2014年度 狩野 裕(大阪大学) 岡田謙介(専修大学)
第28回 2013年度 吉村 功(東京理科大学名誉教授) 金 明哲(同志社大学)
第27回 2012年度 飽戸 弘(東京大学名誉教授) 荘島宏二郎(大学入試センター)
第26回 2011年度 吉野諒三(統計数理研究所) Heungsun Hwang(McGill University)
第25回 2010年度 村上 隆(中京大学) 土屋隆裕(統計数理研究所)
第24回 2009年度 丸山久美子(北陸学院大学) 北田淳子(原子力安全システム研究所)
第23回 2008年度 杉山明子 星野崇宏(名古屋大学)
第22回 2007年度 鮫島史子(テネシー大学) 倉元直樹(東北大学)
第21回 2006年度 古川俊之(国立病院機構大阪医療センター) 北條 弘
鄭躍軍(総合地球環境学研究所)
第20回 2005年度 久保武士(龍ヶ崎済生会病院) 藤井聡(東京工業大学)
第19回 2004年度 野元菊雄(国立国語研究所名誉所員) 植野真臣(長岡技術科学大学)
第18回 2003年度 木下冨雄(甲子園大学) 鈴木督久(株式会社日経リサーチ)
山岡和枝(国立保健医療科学院)
第17回 2002年度 江川 清(広島国際大学) 竹村和久(早稲田大学)
第16回 2001年度 西里静彦(トロント大学名誉教授) 佐井至道(岡山商科大学)
第15回 2000年度 印東太郎(U.C.アーバイン名誉教授・ 慶應義塾大学名誉教授) 江島伸興(大分医科大学)
第14回 1999年度 岡太彬訓(立教大学) 今泉 忠(多摩大学)
第13回 1998年度 肥田野 直(東京大学名誉教授・ 大学入試センター名誉教授) 市川雅教(東京外国語大学)
第12回 1997年度 村上征勝(統計数理研究所) 足立浩平(甲子園大学)
狩野 裕(大阪大学)
第11回 1996年度 受賞者なし 岸野洋久(東京大学)
前川眞一(大学入試センター)
第10回 1995年度 松原 望(東京大学) 豊田秀樹(立教大学)
第9回 1994年度 繁桝算男(東京工業大学) 岩崎 学(成蹊大学)
第8回 1993年度 岩坪秀一(大学入試センター) 大津起夫(北海道大学)
第7回 1992年度 池田 央(立教大学) 吉野諒三(統計数理研究所)
第6回 1991年度 脇本和昌(岡山大学) 小笠原春彦(JR東日本安研)
村上 隆(名古屋大学)
第5回 1990年度 宮原英夫(北里大学) 受賞者なし
第4回 1989年度 後藤昌司(塩野義製薬(株)) 竹谷 誠(拓殖大学)
第3回 1988年度 水野欽司(統計数理研究所) 電子総合研究所数理情報研究室
第2回 1987年度 柳井晴夫(大学入試センター) 宮埜壽夫(千葉大学)
第1回 1986年度 高根 芳雄(マッギル大学) 富山慶典(筑波大学)
永岡慶三(神戸大学)

肥田野直・水野欽司賞(奨励賞)

年度 肥田野直・水野欽司賞(奨励賞)
第26回 2024年度 野際 大介(成蹊大学)
第25回 2023年度 高岸 茉莉子(岡山大学)
竹内 真登(名古屋市立大学)
第24回 2022年度 財津 亘(目白大学)
第23回 2021年度 土田 潤(同志社大学)
第22回 2020年度 山口一大(アイオワ大学)
第21回 2019年度 宇都雅輝(電気通信大学)
第20回 2018年度 橋本翔(関西学院大学)
第19回 2017年度 大久保智哉(大学入試センター)
第18回 2016年度 紺田広明(関西大学)
第17回 2015年度 里村裕紀(日本たばこ産業株式会社)
第16回 2014年度 山本倫生(京都大学)
第15回 2013年度 奥村太一(上越教育大学)
光永悠彦(人事院)
第14回 2012年度 岡本卓也(信州大学)
佐部利真吾(愛知学院大学)
第13回 2011年度 宇佐美慧(東京大学)
宮崎 慧(名古屋大学)
第12回 2010年度 尾崎幸謙(統計数理研究所)
第11回 2009年度 稲水伸行(東京大学ものづくり経営研究センター)
横山 暁(慶應義塾大学)
第10回 2008年度 松本 渉(統計数理研究所)
岡田謙介(東京大学)
第9回 2007年度 松田映二(朝日新聞社)
張一平(東京大学)
第8回 2006年度 城川美佳(東邦大学)
中山厚穂(立教大学)
第7回 2005年度 森本栄一(株式会社ビデオリサーチ)
第6回 2004年度 荘島宏二郎(大学入試センター)
第5回 2003年度 芳賀麻誉美(女子栄養大学)
濱﨑俊光(ファイザー株式会社)
第4回 2002年度 竹内光悦(立教大学)
第3回 2001年度 星野崇宏(東京大学)
第2回 2000年度 菊地賢一(大学入試センター)
前田忠彦(統計数理研究所)
第1回 1999年度 土屋隆裕(統計数理研究所)

杉山明子賞(出版賞)

年度 杉山明子賞(出版賞) 書名(出版社)
第14回 2024年度 松本 渉(関西大学) 『社会調査の方法論』(丸善出版)
第13回 2023年度 鈴木 讓(大阪大学) 『統計的機械学習の数理100問 with R』(共立出版)
第12回 2022年度 鈴木 督久(株式会社日経リサーチ ) 『世論調査の真実』(日経BP日本経済新聞出版本部)
第11回 2021年度 足立 浩平(大阪大学) 『Matrix-Based Introduction to Multivariate Data Analysis: Second Edition』(Springer)
第10回 2020年度 北田淳子(原子力安全システム研究所) 『原子力発電世論の力学―リスク・価値観・効率性のせめぎ合い―』(大阪大学出版会)
第9回 2019年度 吉村治正(奈良大学) 『社会調査における非標本誤差』(東信堂)
第8回 2018年度 清水昌平(滋賀大学) 『統計的因果探索』(講談社)
第7回 2017年度 加藤健太郎(ベネッセ教育総合研究所)
山田剛史(岡山大学)
川端一光(明治学院大学)
『Rによる項目反応理論』(オーム社)
第6回 2016年度 竹村和久(早稲田大学) 『Behavioral Decision Theory: Psychological and Mathematical Descriptions of Human Choice Behavior』(Springer)
第5回 2015年度 Heungsun Hwang (McGill University)
高根芳雄 (University of Victoria)
『Generalized Structured Component Analysis: A Component-Based Approach to Structural Equation Modeling.』(Chapman and Hall/CRC)
第4回 2014年度 猪口孝(新潟県立大学)
藤井誠二(新潟県立大学)
『The Quality of Life in Asia: A Comparison of Quality of Life in Asia』(Springer)
第3回 2013年度 大久保街亜(専修大学)
岡田謙介(専修大学)
『伝えるための心理統計: 効果量・信頼区間・検定力』(勁草書房)
第2回 2012年度 西里静彦(トロント大学名誉教授) 『行動科学のためのデータ解析―情報把握に適した方法の利用』(培風館)
黒木 学(統計数理研究所) 『統計的因果推論-モデル・推論・推測-』(共立出版)
第1回 2011年度 柳井晴夫(聖路加看護大学)
高根芳雄(McGill University)
竹内 啓(東京大学名誉教授)
『Projection Matrices, Generalized Inverse Matrices, and Singular Value Decomposition (Statistics for Social and Behavioral Sciences)』(Springer-Verlag)
星野崇宏(名古屋大学) 『調査観察データの統計科学:因果推論/選択バイアス/データ融合』(岩波書店)